2017年12月12日火曜日

福住散策~やきとり萬寿~

先輩「いい加減おなか減ったなぁ。おいしいお酒が飲めるところないの?」
後輩「いや~、福住ってなかなか居酒屋が見当たらなくて・・・」

カレンダーは金曜日、札幌ドームでおなじみの福住で仕事を終えた若手社員の先輩と後輩の
二人は、せっかくなのでこのまま飲みに行くことに決めた。

しかし・・・意外にも福住駅周辺には居酒屋が少ないのだ。
東豊線の始発駅、サラリーマンも多そうだが・・・。

先輩「あ、そういえば先週ブログに「月野郎」ってお店あがってたよな、あそこ行ってみるか。」
後輩「いいですね、行きましょうか。」

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先輩「・・・んん!?後輩、あそこにも提灯がかかっている建物があるぞ」
後輩「えぇっ?どこですか」

先輩「ほらあそこ」

この風情。ぜひ現地でご確認いただきたい。

福住駅から徒歩5分。「やきとり萬寿」はこのピンクの位置。


店内からはお客さんの笑い声が聞こえる。かなり賑わっている様子が伺える。

後輩「おお・・・この風情・・・。」
先輩「少し勇気がいるが・・・入ってみよう。」

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店内はカウンターに常連さんが3~4人。私たちは奥の座敷に案内された。

座敷の壁にはお客さんたちの写真が所狭しと飾られている。地元感あふれる空間。

店主「もうお店を出して、かれこれ20年になるかなぁ。」

そう懐かしそうに振りかえる店主。奥の部屋にいる私たちにも、ちょくちょく気さくに
話しかけてくれる。

まず注文。暖かいおでんをいただく。

おでんの種類も豊富。

後輩「あ~、こういう寒い日はおでんが体に沁みますね。」

出汁のきいた、やさしい味。練り物にも味がしっかり。

十一州。札幌のお酒。

先輩「これは完全に日本酒だわ。」

するすると入っていくキレのある中辛口。

後輩「このお店、どれ頼んでもおいしいんじゃないでしょうか・・・!」
先輩「せっかくだし、串物頼もう。適当に見繕って」

後輩「精肉、レバー、・・・萬寿飯ってなんですかね?」
先輩「頼んでみよう!」

精肉 140円。
レバー こちらも140円。
色が美味しい萬寿飯 160円。

きりたんぽのように串にお米がついている「萬寿飯」。焼けた醤油の香ばしい香りが
味の期待を膨らませる。

先輩「あたりまえだよ、こんなの美味いもん。」
後輩「焼きおにぎりとはまた違う新食感!もちもちですね!」

鶴齢。ほのかな色づきに芳醇な甘みを感じる。

先輩「ハッ、いつの間にか日本酒頼んでた・・・。」
後輩「いや、普通に注文しに行ってたじゃないですか(笑)」

店主「ハイお待たせ。熱いから気を付けてね~」
まだジュージュー音が。510円。

後輩「きたきた!ビビンバいただきます!」

噂のスキレット鍋そのまま、アツアツメニューも豊富。
 冬の寒さにキムチは王道。食事が進む、話が弾む。

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気が付いたら店内は満席。

宴もたけなわですが、我々はそろそろ帰る時間。

カウンターの常連さんは口々に「またね!」「次はカウンターで話そうね!」と送り出してくれる。

店内の何となく感じるなつかしさ、人の暖かさ。

「福住」という街に広がる空気。それを凝縮した空間なのかもしれない。

また来訪することを胸に誓い、ほろ酔い気分で帰途についた若手コンビであった。

若手社員先輩U

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やきとり萬寿

住所:札幌市豊平区月寒中央通11丁目1-1
アクセス:地下鉄東豊線「福住」駅 徒歩5分
    :ル・ノール福住 徒歩12分
営業時間:17:00~24:00
年中無休
カウンター7席、小上がり2室
予算感:一人2,500円~3,000円(目安)
(参考:筆者2人 5,500円)
(※H29.12月来訪時のものです。)