2025年8月6日水曜日

私のストレス解消法 (涙活のススメ)  【スタッフの個人通信】

唐突ですが、あなたはどんな方法でストレス解消していますか?

私は普段からなるべくストレスをためないように努力していますが、仕事で行き詰った時など、知らず知らずのうちにストレスがたまっている時があります。

そんな時は

① 運動して汗をかく

② 好きなワインを飲んで、美味しい物を食べる

③ 思いっ切り買物する

いろんな方法でストレス発散していますが、

「絶対に泣ける映画を見て涙を流す!」

私的にはこれが一番スッキリするような気がします。

例えば、失恋した後に思いっ切り泣いたらスッキリした、そんな経験ありませんか?

調べてみたら「意識的に涙を流すこと」=「涙活(るいかつ)」と最近は呼ぶそうです。

私には、何度見ても結末がわかっていても、絶対に号泣してしまう映画があります。

特に映画好きって訳ではないので、人より見ている作品は少ないと思いますが、今でも忘れられない印象に残っている映画があります。

その中のお気に入りの映画5つを勝手に紹介したいと思います(順番は無関係)

①レオン(1994年フランス・アメリカ)

          

一時期ブームになったので見た人は多いかも知れません。

プロの殺し屋レオン(ジャン・レノ)と孤独な少女マチルダ(ナタリー・ポートマン)が運命的に出会い同居する物語。

仕事の反面、小さな植物を育てる心優しいレオン。心が通じ合った2人ですが、最後には悲しい結末が待っています。

デーマ曲はスティングの「Shape of My Heart」

聞いたら知ってると思う人もいるはず。ラストシーンで流れるこの曲が悲しみをさらに助長させます。

②手紙(2006年日本)

原作は直木賞作家の東野東吾さん。

親のいない兄弟(兄:玉山鉄二、弟:山田孝之)2人。弟の為と思って兄は事件を起こし、刑務所に服役する事になります。この事件をきっかけに弟は兄を遠ざけるようになりますが、血の繋がり・絆は強いもの。

題名にもなっている「手紙」がキーワードです。

加害者家族に焦点を当てた重い内容ですが、それぞれ葛藤を抱えながら強く生きていく姿など、いろいろ考えさせられる作品です。

③火垂るの墓(1988年日本)


スタジオジブリのアニメ。何度もTV放送されているので見た人がいると思います。

戦争末期から戦後の混乱期、空襲で母を亡くした兄(清太)と妹(節子)。

戦争という残酷な現実に幼い兄妹は追い詰められながらも懸命に生きる姿を描いた物語。

兄が妹の為に生きる姿、何度見ても切なくて悲しくて胸が締め付けられる気がします。

しばらく地上波で放送されていませんでしたが、戦後80年にあたる今月(8月)TV放送される予定があるそうです。

④ライフ・イズ・ビューティフル(1997年イタリア)


日本語訳で「人生は美しい」という意味です。

第二次世界大戦のユダヤ系イタリア人親子が強制収容所に送られてしまいます。この家族が待ち受ける悲しい運命。

どんな時もユーモアを忘れない父親は愛する息子を恐怖から守るため、明るく陽気な振る舞いで悲しい嘘をつき続けます。

今世界中で起きている悲惨な戦争について、あらためて考えさせられる不朽の名作だと思います。

⑤さらば、わが愛、覇王別姫(1993年香港)

京劇の養成所で運命的に出会った2人の俳優。お互いに支え合い厳しい稽古に耐えながら、人気の演目「覇王別姫」を演じるスターに成長します。

2人の波乱万丈に満ちた愛憎と人生を描いた、誰にも救いがなく胸が締めつけられるような作品です。主演の1人である「レスリー・チャン」は残念ながら亡くなってしまいました。

その妖艶な姿は美しくとても魅力的、他の作品も観たくなるような素敵な俳優さんです。

余談ですが、現在公開されている「国宝」(吉沢亮、横浜流星のW主演)の映画監督(李相日)は、学生時代に観たこの映画に衝撃を受けて、いつかこんな映画を撮りたいと思っていたそうです。


これ以上、詳しくあらすじを書いてしまうとネタバレになるので、このくらいにしておきます。最近は映画館に行かなくてもビデオレンタルしなくても、様々な方法で気軽に映画を視聴できる便利な時代になりましたね。


暑い夏、あなたも涙活してスッキリしませんか?

                                 PM事業部 林