2016年11月16日水曜日

QOLに貢献するエッセ【個人通信】

チスイコウモリを知っていますか?
うろ覚えですが、先日あるTV番組で紹介されていました。チスイは「治水」ではなく、「血吸い」です。夜な夜な牛とか豚に取り付き、鋭い歯で皮膚を切り裂き、血を吸うのです。皮膚を切り裂く前に、その部分を唾液で拭くそうです。これは、別に清潔にしている訳ではなく、唾液に含まれる弱い麻酔成分で、痛みを和らげていると言われています。優しい吸血コウモリですね。皆さんも痛いのは嫌ですよね?(たまに「痛いのが好き」という人もいるかも?)痛いといえば、病院での注射や病気の痛み、嫌ですよね。
 
(写真はナミチスイコウモリ:生息地は中南米。ドラキュラ伝説は東欧が発祥地)

ところで、QOLという言葉をご存知ですか?私は80年代初めに、ターミナルケアという言葉と共に、ノンフィクション作家「柳田邦男」著「ガン回廊の炎」という本で知りました。治療しても治らない病に侵されて、もうすぐ死を迎える患者であっても、当時の医療はそのような状態でも無駄な?治療を続けていた様におもいます。色々な点滴チューブ、心電図、人工呼吸器に囲まれ、最後の別れも患者の家族は病室から出されて、治療されていたのです。それなら、もう少し動ける時に家族と一緒に暮らし、やりたかった事をやり、悔いの少ない最後を迎えた方が、本人や家族にとって良いのではないでしょうか。


クオリティー・オブ・ライフ:QO生活又は生の質)は人それぞれの価値観で決まります。使う(食べる)人によって多少の差はあるでしょうが、商品のように質に基準がないのです。どんなにお金を持っていても幸せと感じない人、貧乏で生活が苦しくても幸せと感じる人。QOLは人がどう感じるか、どう考えているかにより様々なのです。人との関わりや、住環境は当然大事な要素です。エッセも様々な住環境に対応出来るよう、日々努力し皆様のQOL向上のお手伝いをしております。


PM事業部 稲葉