2019年4月3日水曜日

百年記念塔【スタッフの個人通信】


小生がこの地域に住み、32年間身近にあった「百年記念塔」の取壊しが決まり、地域の小中学校の校歌で謳われ、校章の中に描かれた「記念塔」のいろいろな表情を写真にまとめてみました。

                      
 




「北海道百年記念塔」は、道立野幌森林公園内に北海道命名100年の1968(昭和43)に着工、1970(昭和45)に完成。当時5億円の建設費のうちその半分は道民の寄付に賄われて建設された高さ100mの塔(モニュメント)です。


 








塔の造形は、空に向かい無限に延びる曲線によって未来への発展を象徴、塔壁面の凹凸は風雪と闘った歴史の流れを表現、塔断面は「北」の文字を表し、平面部分は六角形の雪の結晶を表しています。


        
 



解体か存続かで協議されてきましたが、老朽化による安全性面と維持費等の問題で解体が決定された模様です。ちなみに今後50年間にかかる維持費が29億円、解体費が4億円。





解体時期は未定ですが、2019年度に解体実施計画に着手。記念塔跡地には解体材や塔に付随するレリーフを活用し、維持コストに配慮した新しいモニュメントを配置する計画とのこと。






営業企画部 武山