2022年3月16日水曜日

銀婚湯温泉で気分上々!【スタッフの個人通信】

 冬の終わりを予感させる2月下旬、八雲町上の湯の「温泉旅館 銀婚湯温泉旅館」に行ってきました。 

冬の疲れが溜まってきた頃から、相方(=妻)が、切れ目なく私の耳元で「温泉温泉」と呪文のように唱え始め、まるで私は、呪われたかのように意識朦朧の状態で銀婚湯旅館へ予約の電話を入れておりました。

銀婚湯は、函館市内の自宅から車で約90分、ちょっとした旅行気分を味わえる程よい距離に位置し、知合いの皆様からもおススメ旅館と紹介いただいて今回で3度目の宿泊です。

 銀婚湯さんの名前の由来や施設などは、銀婚湯さんホームページのパンフレットなどを転載させていただきます。















午後3時頃、銀婚湯到着です。



まずはゆっくり旅館でお茶を飲みながら横になろうとしたところ、相方から激しいチェックが入り、首根っこをつかまれ野天温泉に連行されました。











旅館から徒歩約8分、雪道や吊り橋を越えて「どんぐりの湯」にたどり着きました。











フロントで受け取った入湯札を差し込んで施錠完了、いざ野天風呂へ。












落部(おとしべ)川を眺めながら至福のひと時です。

この瞬間を楽しみに函館からやって来ました。











春が近いとはいえまだ2月後半、寒さの中で温泉のぬくもりを充分満喫し、まさに気分上々です。

ただ…50歳半ばのどこからどう見ても純度100%のおっさんでありながら野外で温泉に入るのは、ちょっと恥じらいを覚えました。

 

そんなどうでもいい話はさておき、旅館に戻り今度は館内の温泉にゆったり浸かって、更にパワーアップしました。

銀婚湯さんのホームページによると、泉質は弱アルカリ性のナトリウム、塩化物・炭酸水素塩泉など源泉別に微妙に異なり、そして充分な湧出量を確保しているため、温泉の成分を劣化させる循環、濾過および人体に有害な塩素殺菌や水道水の混入は一切していないそうです。

毎回訪れるたびに感じる温泉に優しく包まれる感覚は、人の手が加えられることなく自然の恵みをありのまま享受できるからなのかなと思った次第です。


そうしている内にいよいよ温泉と同じくらい、いや内緒にしていましたが、実は一番楽しみにしていた夕食の時間になりました。

夕食会場は、簡易的な個室になっており、他のお客さんに気兼ねなくモリモリ食べることができます。

こちらが自慢の夕食です。


お品書きはこちら!!











どれも手作り感満載で、銀婚湯温泉に来なければ食べられない料理ばかり並んでいます。

まずは、毎日仕事に家庭に縦横無尽の活躍を見せる相方に敬意を表し、相方は冷酒、私はビールで乾杯です。

一品一品心のこもった料理を楽しみ、リラックスした時間を過ごしているうちに再び気分は上々です。

私は、普段お湯を沸かすか納豆を混ぜる位しかできないため、日々の料理は相方に頼り切っており、メニューについて口出しをすることは許されません。

事実上、実権を握っている相方に楽しんでもらおうと細心の注意を払っていたつもりが、ふと相方を見ると既に締めの鳥すきを待つばかりの状態にまで食べ進んでいるではありませんか。

ここで待たせてはいけません。

万が一、相方の機嫌を損ねてしまうと今後の食生活に確実に影響を及ぼします。

極力被害を抑えるためにもすぐさま鍋に火を入れて、引きつった笑顔で機嫌をうかがいながら祈るような気持ちで出来上がりを待ちました。



難局を乗り切れたか多少疑問は残りましたが、無事夕食を終えました。

危うく気分上々から急転直下、気分下々に転落するところでした。


心もお腹も満たされ、心ゆくまで温泉に浸かってから充分な睡眠をとり、穏やかな朝を迎えました。

 

一日の始まりの朝ということは、そうです、ビッグイベントの朝食です。

先程、夕食が一番の楽しみと申しましたが、本当はここだけの話、朝食こそが最大の楽しみです。

こちらが見るからに美味しそうに並んだ朝食です。


特におススメなのが鯖の塩焼きとお漬物の間、小さな丸い小鉢の「ふきみそ」です。

ふきのとうの苦みと地元手作り味噌の甘さのバランスが絶妙で、ご飯にとても合います。

是非買って帰りたかったのですが、手作りで多くの量を生産できないそうで非売品です。

こだわりの「みみのり」のお味噌汁もとても美味しくいただきました。



夕食同様、個室なので他のお客さんの目を気にせず、モリモリ食べました。

ごちそうさまでした。

 

温泉・夕食・朝食、スタッフ皆様のおもてなし全てに感謝して、次回は紅葉の時期に再訪したいと思いながら銀婚湯旅館を後にしました。

相方もご満悦の様子で何よりホッとしました。

 

函館への帰り道は、少し遠回りして鹿部町と南茅部の道の駅に寄りました。

 

道の駅「しかべ間歇泉公園」


お買い物












余談ですが、鹿部町名産のたらこと干磯のりは食べさせてもらえましたが、ほたてこつぶちゃんを始めその他の食品はまだお預け状態です。

相方に何か粗相をしてしまったか、やはりあの晩鳥すき鍋に火を入れるタイミングが遅かったことが原因かと自問自答の毎日です。

 

道の駅「縄文ロマン南かやべ」












併設の「函館市縄文文化交流センター」は、残念ながら館内工事のため臨時休館でした。

 

お買い物












国宝の中空土偶は、「北の縄文ヴィーナス」と呼ばれるだけあって、キュートな顔立ちをしていますね。

 

函館の自宅に着いたのが午後1時過ぎ、残りの休日半日をゆっくり過ごしました。

近場の旅行は体への負担が少なく、また時間の余裕もあり落ち着いて行動ができるので良いですね。

 

 しばらく大変な世の中が続いています。

現在放送中のNHK朝ドラで「暗闇でしか見えぬものがある。暗闇でしか聞こえぬ歌がある」というセリフがありました。

今が暗闇という訳ではありませんが、数年前までは想像すらできなかった世の中になり、以前は気にも留めず当たり前だと感じていた事が、とても大切だと気がつくことがあります。

私に何ができるかわかりませんが、年齢に関係なく成長できると信じ、経験を重ねるごとに周りの痛みが理解できる人間でありたいと思ってます。

幸せな未来を描きながら前向きに毎日を過ごしていきたいですね。

 函館支店 大津