皆さんお元気でしょうか?今年の夏は珍しく函館でも30℃を超す暑い日がずっと続いて「もういい加減にしてよ~」と思ったら、ようやく涼しい日が戻ってきました。
旅行好きの私ですが、このご時世なので今は我慢中。おうち時間も少し飽きてきたので、普段できない事にチャレンジしてみようと思い、前から興味を持っていた蕎麦打ちをしてみました。
師匠は蕎麦打ち11年目の実父。昔から蕎麦好きで仕事を退職してから独学で蕎麦打ちを研究して今に至ります。最初の頃はうどんのような麺でしたが、負けず嫌いの性格もあってかメキメキと上達して、今では好評なので親戚中に年越し蕎麦を配っています。
7月暑い日曜日、師匠に弟子入りを申し出ました。全くの初心者なので粉の分量など事前に準備してもらいました。話を聞いたところ、そば粉9割:小麦粉1割、卵とお湯を混ぜたものをつなぎで使うとの事。そば粉は北海道幌加内町産。色んな産地のそば粉を試したそうですが、幌加内町のそば粉が一番美味しかったそうです(ブランドで高級品です)
さっそく蕎麦打ち。粉をふるいにかけて不純物を取り除きます。
つなぎをほんの少しずつ混ぜていくのですが、加減がわからず大変でした。
つなぎを入れては粉になじませて…の繰り返し。
この工程を素早くやるのが美味しい蕎麦のコツらしい。
でも初心者には中々うまくできません。
「違う、そうじゃない!」と怒られます(笑)
途中で固さのチェックが入ります。
次に生地をまとめていきます。
最初にお手本を見習います。
前に陶芸をやってた事があるので、粘土とは違いますが練りには少し自信がありました。
表面に手の跡などデコボコをつけず、なるべくツルツルに仕上げます。
空気を抜くために円錐状の形にしていく事を菊練りと言います。
さぁいよいよ生地を伸ばしていきます。
手の跡がつかないように、丸く生地を伸ばします。
約1m四方に広がりました。
打ち粉を振って生地を折り畳んでいきます。
蕎麦を切っていきます。
思うように細く切れません。
約2時間掛かって、やっと終わりました。もう汗だくです!
麺の細さの違い、わかるでしょうか?
右が師匠で、左が私。
作った感想としては、お蕎麦はとても繊細で奥深いです。
まだまだ説明しきれない細かい作業工程がありますが、とても書ききれません。
でも初めてにしては上出来でしょう(作業割合=師匠7割:弟子3割)
美味しく頂きました!(が、やはり細い麺の方が喉越しが良くて美味しく感じます)
今回蕎麦打ちも大変でしたが、専属カメラマンも汗だくになりながら大変だったようで…
大作のブログになりました(笑)
機会をみつけて、また師匠に弟子入りしたいと思います。
函館支店 林