この春、以前から実現したかった「二つ」のことを同時に実現することができました。
一つ目は、札幌文化芸術劇場hitaru(ヒタル)でのコンサート観賞。
札幌の母なる川、創生川の傍らに2018年に完成した「さっぽろ創生スクエア」にある札幌文化芸術劇場hitaru(ヒタル)。
北海道発の多面舞台劇場で、高性能の音響反射板を備えたオペラ・バレエ・ミュージカルなど本格的な舞台芸術鑑賞も可能とした3層バルコニー構造の劇場。
コロナ禍も相まって、中々足を運ぶことができませんでした。
(愛称のhitaruは、市民が思う存分、芸術に【浸る】場という思いを込め命名される)
そして二つ目は、北海道が生んだ稀代のボーカリスト、玉置浩二のコンサートに行くことです。
玉置浩二が2015年から始めたオーケストラとのコンサート。そのコンサートがhitaruで開催されることが決定、入手困難と言われるチケットを幸運にもゲットすることができ、数年にわたり実現したかったことが同時実現!
コンサート当日、いざ劇場に!
hitaruは、重厚ながら木のぬくもりを感じられる会場、これまで北海道では体感することができなかった天井の高さ・奥行き・広がりのある空間と音の響き!
その未体験空間で、いよいよコンサートが開始。オープニングはオーケスラによる玉置浩二の楽曲演奏、これだけでも感動もの。演奏に聞き入っていると本人が登場、その第一声から鳥肌が!
玉置浩二の歌声は自分の想像をはるかに超える神の声。この人は歌を歌うため、多くの人に歌声を聞かせるために生まれてきた人だと納得する自分が。
そして圧巻は、マイクなしで歌った「夏の終わりのハーモニー」、オーケストラの演奏に負けることなく、会場に響き渡る魂の歌声、高性能の音響反射板が玉置の歌声を更に素晴らしいものへと引き立てる。
心が揺さぶられる歌声・感動とはこのことを言うのだろう!
アンコールのラスト曲では、コロナ禍の3年間封印されていた声出しがOKとなり、観客全員総立ちで「田園」を合唱。
♪ カッコつけてないでやれるもんだけで
毎日 何かを 頑張っていりゃ
生きていくんだ それでいいんだ ビルに飲み込まれ 街にはじかれて
それでも その手を 離さないで 僕がいるんだ みんないるんだ
愛はここにある 君はどこへもいけない ♪
田園の歌詞も心に刺さる!
長い長いトンネルから抜け出し、日常が戻ってきたことも感じられた「至福の1日」でした。
玉置浩二・hitaru・会場の皆さん ありがとう!
次は誰のコンサートで、元気を貰おうか、心を洗濯しようか、思案中!
H.S