2014年8月20日水曜日

車窓から想う【個人通信】

 
40年近くなるんだなぁ・・。

 車で移動することが多い中、久しぶりにJRで帰省した時、電車の窓から景色

を追っていたら、ふと学生時代の帰省の時を想い出しました。

 今は特急列車で約4時間半で田舎につきますが、当時は、急行で6時間ぐらい

かかったように思います。今は、急行列車は有りませんが、学生でしたので特急は

使わず、とうより使えず急行を利用していました。4人掛けのボックス型、シート

固く、向い合せの他人の膝に触れないよう気を使いながら身体を動かしていた気が

します。

  夏は4段階に開閉できる窓の両下にあるつまみを押し上げ、広さを調整しなが

外からの空気を入れ、また列車の天井からは首ふり扇風機の生暖かい風が当時の

冷房でした。冬は、外窓の単板ガラスと上から押し下げる、気密性の悪い内窓には

外の景色が見えないほど水滴が凍りつき、窓の隙間から冷たい風を感じながらうと

と・・・。

  もてあます車中の時間から、やっと解放され、好き勝手に過ごせる実家での時間

まります。

  今は、当時の親の年齢をはるかに超えながらも、相変わらず母と息子の会話が

続いています。

  84歳になる元気な母が、3歳になるひ孫を見ながら「この子たちは、今日でき

 ないことも、日にはできるようになるけど、年寄りは、今日できることが明日

できなくなるんだよね」と、ひと言。

 小生、「できる」ことがいつまでつづく?・・・まだまだ頑張らなくては!!

                             営業企画部 武山