2011年12月21日水曜日

マンションのこんな使われ方お互いに嫌です【個人通信】

まずは、右の写真をご覧下さい。


これは、以前に退去立会した部屋の一部分
です。
玄関廻り、窓廻り、水廻りにカビが発生して
おりました。
このカビはクロス内部にも浸透し、ボードまで
も腐食しておりました。


尚、入居者との間ではトラブルもなく、無事
敷金の精算も終了しております。
それは何故かと言うと、入居者は
1.ポータブルの石油ストーブを
  使用していた事を認めた。
2.退去まで一度も管理会社に
  問い合わせが無かった。
等で原因が入居者の責任と認めざるを
得なかった為です。


しかし、何故ここまで酷くなるまで放置していた
のかは残念でなりません。
このような状態のお部屋で生活することは、
健康上宜しいはずもありません。
尚、貸す方も借りる方もこの様な部屋は見たくは
ないものです。



<ポータブルの石油ストーブは結露の元>
みなさん、結露は夏場には起きません。
室内との温度差が大きくなる冬場の問題であり、
室内で発生する水蒸気が外に適正に処理できなくなり
冷たい窓ガラスや玄関ドアに水滴としてつく現象です。

結露を起こす原因の最大の要因としては
以下のことが考えられます。 

 
1.ポータブルの石油ストーブを使用。
2.換気レジスターを閉めっぱなし。
3.機械式換気扇を上手に使用しない。
4.洗濯物の室内干し、加湿器使用等。

・ポータブルの石油ストーブは最悪です、結露の
発生器具であり、RCのマンションでは絶対に使用
しないで下さい。
尚、各マンションには専用のストーブが備え付け
られており、熱源はガス又は灯油が大半ですが、
FF式ストーブであれば、排気筒がバルコニー側
に出て結露を起こさない様に給排気しております。
 
<レジスターは常時開放のこと>

・換気レジスターは常に開放して置いて下さい。
浴室換気扇や台所のレンジフード使用に於いて
空気の取り入れ口です。
外からの冷たい外気が入り込むことを嫌って
閉める方が多く見受けられますが、寒冷地の
結露対策上絶対に必要です。


・機械換気扇は有効にご利用下さい。
換気栓は風呂に入るときにだけ回せば足りる
と勘違いし、朝目覚めて窓の結露水に驚いて
いる方がいらしゃる様です。
<浴室換気扇はより長く使用して>


風呂に入る時は当然ですが、冬季間は洗濯物
の室内干しが始まります。基本的には24時間
換気栓を使用することをお勧め致します。
尚、除湿器使用も有効ですが、換気が原則
です。


・北国の冬場は雪や寒さで多くの費用が嵩む
ものです。その中でより快適に生活するためには、
マンションに於いても、多少の経費UPはやむを
得ないのかも知れません。

初めての冬の生活でお困りのかたは、
すぐご連絡下さい。
いっしょに考え智恵を出し合って
てゆきたいと思っております。


管理部 石川