おもてなしのために適当なお菓子を引っ張り出して冷蔵庫を開ける・・・
「あっ!飲みものを切らしてる!」
そんな経験はございませんか?
特に一人暮らしの方などは自分のペースで買い物をするので、飲み物を常に来客分まで備えておくことは難しいのではないでしょうか。
そこで、私がオススメするのは、「紅茶を茶葉で買っておくこと」です。
お湯があるだけでちゃんとした飲み物が出せますからね!
茶葉で購入すると保存もきいて長持ち。そしてティーバッグよりもお値段お得に本格的な紅茶を楽しむことができます。
今回ご紹介するのは、ティーポットではなく、手鍋(ミルクパン)を用いた紅茶の淹れ方です。
ティーポットはお茶用でしか使えず、淹れた後の洗いもの・茶葉の取り除きが面倒。それを解消してくれるのが手鍋です。
手鍋以外に特別必要なのは「鍋蓋」と「茶漉し」だけ!茶漉しは100円均一でも購入できます。
さっそく淹れ方を説明いたします。
1. 手鍋に水を入れる。「1杯分180ml」が目安です。
2. 手鍋を火にかける。
3. 水がぷくぷくし始めたら要チェック!いつでも茶葉を入れられるように準備します。茶葉は「1杯分4g」が目安です。ティースプーン山盛り1杯。目の細かい茶葉(BOPなど)は中盛1杯程度です。※BOP・・・ブロークンオレンジペコ。カットされた茶葉のことです。
4. 完全に沸騰する直前に火を止めます。煮立ってしまうと美味しい紅茶になりません!コインくらいの大きさの泡が全体に立ち始めたときに止めるのがこつです。
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沸騰時すぐに火を止めないと、水中の酸素が飛んでしまい、上手く茶葉から抽出できなくなる。 |
5. 止めたらすぐに茶葉を投入、手鍋に蓋をします。このまま3分間程待ちましょう。
6. 3分たったら蓋をあけ、茶漉しを使ってカップに注ぎましょう。
と、こんなに簡単に淹れることができます。
同じように、ロイヤルミルクティも簡単に淹れることができます。
ロイヤルミルクティは、「ミルクで煮出した紅茶」のことを言うそうで、こちらは手鍋ならではのものではないでしょうか。
1. 手鍋に水を入れる。今回は「1杯分100ml」が目安となります。
2. 手鍋を火にかける。
3. 茶葉の用意。こちらは先ほどと同じ分量ですのでお間違いなく!
4. 完全に沸騰する直前に火を止め、先ほどの茶葉を投入し蓋をする。今回は「2分半」待ちます。
5. この間にミルクを準備。ミルクは「1杯分80ml」が目安です。
6. 時間になったら蓋を開け、ミルクを投入。温度が下がるので少し加熱します。
7. この時、少しだけ手鍋を混ぜます。混ぜすぎると茶葉の苦味成分が出すぎてしまうので注意!
8. 軽く混ぜたら、紅茶が適温になるまで待ちます。加熱しすぎても紅茶の色・味が損なわれるので注意が必要です。小さな泡が立つ前に止めましょう。
9. 適温になったら火を止め、茶漉しを使ってカップに注ぎましょう。
美味しそうな琥珀色のミルクティ完成です。お好みで砂糖を入れて楽しみましょう。
こんな紅茶に、クッキーでも付いたら立派なアフタヌーンティですね!お客様にも感激されるに違いありません!
それでなくてもとっても簡単に紅茶を楽しめるので、紅茶好きの方にもおすすめです。
このレシピは、私の好みの味にあわせて作られておりますので、自分好みのレシピを見つけるのもひとつの楽しみだと思います。
よい紅茶ライフを!
(総務部 馬橋)