2011年7月13日水曜日

子供たちは、なぜ来ない?【個人通信】

七夕前日:
(私)「そういえば、明日は七夕だけどお菓子は買った?」
(母)「買ってないよ、最近来なくなったから」
(私)「用意しておかないと、急にきたら困るんじゃない?」
(母)「いいよ、去年の飴がまだあるから」
(私)「去年のはだめでしょ、去年のは・・・」

函館近郊の我が家の場合七夕といえば、七夕飾りや星空ではなく、子供たちへ配るお菓子の心配です。
数年前までは七夕の夜は、
「竹に短冊七夕祭り 大いに祝おう ろうそく一本ちょうだいな」
の歌声とともに子供たちが、我が家を襲撃し、お菓子をもらっていっていたのですが、最近ピタリと来なくなりました。(今も変わらず浴衣姿の子供たちがたくさん歩いているのですが。)

函館の七夕:
北海道では8月7日に七夕を行う地域が多いようですが、函館では7月7日に行われます。
江戸後期、函館ではねぶた祭りと七夕が一緒に祝われており(ねぶたって青森だけじゃなかったの?)家々で竹と紙でねぶたを作っていたそうです。
このねぶたに灯すためのろうそくを子供たちが集めて回ったらしいです。

その名残が現在も守り伝えられているとのことですが、最近では「七夕飾りのある家だけを訪問すること」など小学校の指導があるようです。(子供のいない我が家ではまったく知りませんでした。)
私が子供のころは、無差別に近所の家を襲撃し、時には酔っ払い親父に「うるさい!」と怒鳴られ、ダッシュで逃げたりしたこともありました。(それはそれでスリルがあって面白かったですが。)

我が家に子供たちが来ない理由はわかりましたし、来年からはお菓子の心配はなくなりましたが、少し寂しさも感じます。
来年は七夕飾り出してみようかな?

函館 藤田