監査役の酒蔵(さかぐら)放浪記
BS-TBSの番組で、吉田類という業界では少し有名なおじさんが、全国ぶらぶらと
旅をしながら、地元の美味しいお酒と酒肴(さかな)を毎回レポートする番組です。
彼はとても美味しそうに、楽しそうに、飲んで食べるので、見ると居酒屋に
彼はとても美味しそうに、楽しそうに、飲んで食べるので、見ると居酒屋に
行って飲みたくなりますよ。
今日は、吉田類の向こうを張って、札幌「千歳鶴」の直営売店「酒ミュージアム」を訪ねて、店内を散策しながら、北海道の日本酒の話をします。
酒ミュージアム外観 |
「日本酒」と聞くと、昔はよーく飲んだな・・・という人が多いですね。
全くそのとおりで、日本酒の全国消費量は、年々減少の一途を辿っています。
平成30年頃の統計では、ピークの昭和48年のなんと1/3にまで減ってしまいました!
平成30年頃の統計では、ピークの昭和48年のなんと1/3にまで減ってしまいました!
確かに、一升瓶を抱えて一晩で飲み干すような豪傑は全く見かけなくなりましたよね。
それでは日本酒産業は衰退の一途かといえば、ところがどっこい、そうでもありません。
特に北海道では、ここ数年日本酒を造る酒蔵(さかぐら)が増加しているんです!
それでは日本酒産業は衰退の一途かといえば、ところがどっこい、そうでもありません。
特に北海道では、ここ数年日本酒を造る酒蔵(さかぐら)が増加しているんです!
まず「特定名称酒」といわれる種類のお酒が年々増えています。
興味のある人は詳しく調べて欲しいところですが、簡単に言うと、原料にこだわり、
興味のある人は詳しく調べて欲しいところですが、簡単に言うと、原料にこだわり、
杜氏(とうじ)が丹精込めて手間をかけて作った「美味しい日本酒」 これが人気です!
そして、日本酒が「食事を引き立てる存在(食前酒・食中酒)」として認識されるようになりました。日本酒をおしゃれに、上品に、たしなむ文化が育ちつつあります。
そして、日本酒が「食事を引き立てる存在(食前酒・食中酒)」として認識されるようになりました。日本酒をおしゃれに、上品に、たしなむ文化が育ちつつあります。
新しい酒蔵(さかぐら)が増加している北海道は、全国的にも注目されています。
何故北海道なのでしょうか?
北海道の「食用米」は、全国トップクラスの「おいしい米」と評価されています。
日本酒の原料である「酒米」も、長年北海道の気候風土に合った品種改良が続けられ、
全国的に評価されるブランドが現在3種類も生産されるようになりました。
何故北海道なのでしょうか?
北海道の「食用米」は、全国トップクラスの「おいしい米」と評価されています。
日本酒の原料である「酒米」も、長年北海道の気候風土に合った品種改良が続けられ、
全国的に評価されるブランドが現在3種類も生産されるようになりました。
それは、「吟風」「彗星」「きたしずく」です。
つまり「北海道の米は食べても飲んでも美味しい!」ということなんですね。
スーパーで日本酒を買うときは、是非裏ラベルも見て原料米にも注目してください!
「酒ミュージアム」では、「吟風」と「きたしずく」のお酒が多数揃っており、
「試飲コーナー」もありましたよ!
スーパーで日本酒を買うときは、是非裏ラベルも見て原料米にも注目してください!
「酒ミュージアム」では、「吟風」と「きたしずく」のお酒が多数揃っており、
「試飲コーナー」もありましたよ!
最後に、コロナ禍が一日も早く終息して、また自由にススキノを闊歩できる日が
来ることを信じて一言。
皆さん、日本酒を飲むなら「北海道の酒=道産酒」を飲みましょう!
秋田に行けば秋田の酒、仙台に行けば宮城の酒、京都なら伏見の酒というふうに、
全国どこでも地元の酒が一番多く飲まれているのが普通ですが、札幌ではまだまだ
「道産酒」のシェアが低く、道内メーカーは肩身の狭い思いをしています。
米と水と気候と杜氏の努力により「道産酒」はとても美味しくなりました!
米と水と気候と杜氏の努力により「道産酒」はとても美味しくなりました!
毎年春に開催される「全国新酒鑑評会」では、北海道の酒蔵(さかぐら)が連続して
「金賞」を受賞しており、お酒のプロからは既に高い評価を得ています。
北海道の酒 応援を宜しくお願いします。
北海道の酒 応援を宜しくお願いします。
酒ミュージアム 試飲コーナーにて