2021年4月14日水曜日

ぶらり京都小旅行【スタッフの個人通信】

 毎年春先には本州へ旅行に出かけていたのですが、このコロナ禍にあって、今年は旅行もままならない状況となりました。そこで昨年1月19日~21日に関西旅行で訪れた国宝「石清水八幡宮」と世界遺産「平等院鳳凰堂」のことを書きます。大坂帝国ホテルに宿泊したのですが、19日はかって勤務していた場所である大阪ミナミ(難波心斎橋、法善寺横丁、道頓堀他)へ30年振りに行きましたが相変わらずの喧騒で圧倒されました。やはり高齢者(今年71才)はもっと落ち着いた雰囲気のある場所がいいですね。

「そうだ、京都、行こう。」ではないですが、翌日20日は八幡市にある「石清水八幡宮」と宇治市にある「平等院鳳凰堂」へ行くことにしました。

「石清水八幡宮」へは京阪電車で石清水八幡宮駅で下車します。石清水八幡宮は木津川、宇治川、桂川合流地点の南方にある男山(標高120m)にあり山全体を境内としています。貞観2年(860年)清和天皇が石清水寺の境内に社殿を造営したのが創建とされました。徒歩でも行けますがケーブルカーで山頂へ行きました。


この駅から終点のケーブル八幡宮山上駅で下車です。



          平日だったのでケーブルカーはがら空きでした。

石清水八幡宮はは日本三大八幡宮(宇佐神宮、宮崎宮、もしくは鶴岡八幡宮)のひとつに数えられています。御祭神は第15代応神天皇(おうじんてんのう)、比瑪大神(ひめおおかみ)、神功皇后(じんぐうこうごう)の3神を祀っています。御利益は必勝祈願、厄除けと安産です。あの兼好法師の「徒然草」にも登場しました。織田信長も土塀を寄進してます。


石清水八幡宮

           信長が寄進した信長塀

歴史を感じながら、本殿に参拝し次に宇治市に向かいました。

宇治市へは京阪電車で中書島駅で宇治線に乗り換え終点が宇治駅です。

いよいよ平等院鳳凰堂へ行きます。宇治駅のすぐそばに宇治川が流れています。宇治川沿いは散策路になっていて途中には世界遺産「宇治上神社」や「源氏物語ミュージアム」等たくさん見どころがあります。

               国宝「宇治上神社」の本殿
    菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)を祭る神社。現存する日本最古の神社建築


   源氏物語ミュージアム(源氏物語をテーマにした博物館)は休館日で見学出来ません       でした。残念!


宇治川に掛かっている「宇治橋」を渡り平等院表参道(沿道はカフェ、土産物店等が並んでいます)を抜けると「平等院鳳凰堂」です。




            「平等院鳳凰堂」

平等院は永承7年(1,052年)関白藤原頼通の別荘を仏寺に改め、「平等院」としたのが始まり。朱色の建物は周りの景色ともマッチしており壮観でした。1,000年前建てられた建築物がいまも存在することにも感動です。当時の人々が極楽浄土が現出したと思うのも納得です。10円硬貨の裏側に刻印されていますがそのままですね。鳳凰堂の堂内には国宝「木造阿弥陀如来坐像」(天喜元年:1,053年造)が安置されています。堂内の真ん中に座している金色の仏像の姿に思わず合掌しました。
平等院の近くに「平等院ミュージアム鳳翔館」があります。ここには平等院の重要文化財が
展示されています。残念ながら展示品は撮影禁止でした。平等院鳳凰堂を十分堪能し、また
京阪電車で大阪に戻りました。ここにはまた来たいですね。
コロナ禍で旅行は当分出来そうもありませんが、それまでは「マスク」「手洗い」「ソシアルディスタンス」をしっかり行い旅行解禁を待っています。

                              北の旅人 C.Dより