2025年10月15日水曜日

『秋酒:ひやおろし・秋あがり』のすゝめ【スタッフの個人通信】

 今年の夏は過去に経験したことがないほどの「酷暑」でしたね。北海道・札幌でもエアコンがフル稼働の夏でした。しかし札幌では10月に入ると、「ようやく涼しさを感じられる季節ですね・・・」を通り過ぎ、一気に冬の訪れを感じる今日この頃です。

今回は、昨年10月下旬の【『燗酒』のすゝめ】のブログに続き、秋の到来を告げる『秋酒:ひやおろし・秋あがり』に関する豆知識とおすすめの日本酒・肴をご紹介します。


「秋酒」とは、「暑い夏を越し、程よく熟成されたまろやかな味わいのある日本酒」の総称です。新米の収穫が終わる秋から冬・翌年の春にかけて仕込んだ日本酒に「火入れ」(加熱殺菌)を行ってから、夏の期間、ひんやりした酒蔵の中で熟成させ、まろやかな味わいを醸し出す季節のお酒です。この「秋酒」は主に「ひやおろし」と「秋あがり」と呼ばれて、各酒造メーカーの商品名にも使われています。


【ひやおろし】

秋から冬・翌年の春にかけて仕込まれたお酒に一度だけ「火入れ」を行い、秋まで貯蔵・熟成してから出荷された日本酒。通年販売される日本酒とは異なり、出荷する前に2回目の「火入れ」(加熱殺菌)を行わずに「冷や(日本酒の温度で常温)」の状態で「卸す(出荷する)」ことから、「ひやおろし(冷や卸し)」と言われています。そのため、フレッシュな味わいを楽しめるのもこの日本酒の魅力です。


【秋あがり】

秋になって程よく熟成されたことで、まろやかな味わいが醸し出された日本酒を「秋あがり」とも呼んでいます。

酒税法上の厳格な定義はなく、「ひやおろし・秋あがり」どちらも「秋酒」・秋に楽しむ日本酒と言えます。


「秋酒」のおすすめの飲み方

・常温(冷や)

 名前そのものの飲み方で、まろやかな味わいを楽しめます。

・よく冷やして

 爽やかでスッキリとした味わいを楽しみたい場合は、よく冷やすことがおすすめです。

・燗酒

 夏を越して熟成された「コク」を楽しみたい方は、燗酒がおすすめです。昨年のブログで紹介した「ぬる燗」(40℃)から「上燗」(45℃)位がベストでしょうか?

お酒の香りが広がり、まろやかな味わいが引き立ちます。

それぞれの味わい方・楽しみ方がありますので、その日の気温や料理に合わせてお楽しみ下さい。


最後に、おすすめの『秋酒』と肴を紹介します。

【北海道産酒】

・高砂酒造㈱(北海道旭川市):「純米酒 国士無双ひやおろし」


・日本清酒㈱(北海道札幌市):「千歳鶴 純米 秋酒」


どちらもひと夏、ゆっくりと熟成させた「まろやかさと旨味」がある「秋酒」です。


【北海道外酒】

・大信州(長野県):「純米吟醸 秋の純吟」  

熟れ始めのリンゴ系の吟醸香と芳醇なお米の旨味が広がる「秋酒」


・雪の茅舎(秋田県):「純米吟醸ひやおろし」

 純米酒の幅のある味わいと吟醸仕込みならではのきめ細かで上品な酸と香りが調和した「秋酒」


・梵(福井県):「純米吟醸ひやおろし」  


気品のある香りが素晴らしく、引き締まった味がキレの良さを発揮した「秋酒」


※地酒専門店 ㈱マルミ北栄商店(札幌市東区)さんの、「酒のマルミおすすめ美酒」から

https://www.3000.co.jp/


【おすすめの肴】

1. 秋刀魚の塩焼き

秋の味覚・風物詩と言えば「秋刀魚」が代表格。近年不漁が続いていたサンマ漁ですが、今年は豊漁で大ぶり・脂乗りも良好です。そんな年こそ、「秋酒」と一緒にお楽しみ下さい。今年はお刺身・フライも行けますね!

2. 鮭のちゃんちゃん焼き

鮭と野菜を炒め、仕上げにみそだれとバターをからめて出来上がり。北海道を代表する漁師料理です。シンプルだけど間違いなし!「秋酒」との相性も最高です。


3.きのこ鍋

 「きのこ」も秋の味覚の代表格。シメジ、マイタケ、シイタケ、エノキ等々の「きのこ」を醤油だしの鍋で煮込み、お好みで大根おろしを加えたら、もう言うことなし。

言わずもがな「秋酒」との相性は抜群です。


最近は全国の酒蔵で「秋酒」を醸造・販売しています。瓶の裏ラベルにそのお酒の「プロフィール」・特徴を表示していますので、それを見ながら今日の肴に合う「秋酒」を選んでみるのも、日本酒の楽しみ方です。「秋酒」で秋の味覚を満喫しましょう!

『乾杯 🍶』

※画像は、フリー画像および各社HP等からお借りしました。     H.S



2025年10月1日水曜日

年に一度の目標達成【スタッフの個人通信】

 


 誰にでも必ずやって来る、年に一度の誕生日に私は目標を決めて実行していることがあります。

 毎年、誕生日に大好きな樽前山に登ること‼

 目標を決めてからは毎年密かに休暇の届け出をして、樽前山に登り続けてきたのですが、 
昨年は樽前山の登山道整備により、5合目ゲートからの入山が通行止めで断念。    

先日2年ぶりに登って来ましたので、写真とともに少しだけ「樽前山」の魅力をご案内します。

支笏湖、風不死岳、樽前山の風景を見ながら、国道453号線~276号線、大滝村方面へ

登山道へは途中、対向車が来ると困るくらいの細い砂利道を通過して7合目の駐車場へ向かいます。

登山道からほんの少し登っただけで振り返ると支笏湖が眼下に広がり、美しい景色に足が止まります。

更に登ると左手遠くには太平洋がキラキラ…輝いて見えます。

山道には可愛い高山植物も「シラタマノキ」

山は色づき始めてあちらこちらに紅葉が…秋を感じます

ポコッと現れる溶岩ドーム まるでエアーズロックみたいです(赤くないけど)

溶岩ドームからは噴煙がモクモクと上がり、硫黄のニオイがします。                    近くでは地球の力強さというか…地球は生きている!と感じます。

 

登り始めから1時間もかからずに「東山」1,022メートルの山頂に到着です。
雲がかかっていなければ、遠くに羊蹄山も見えるんですよ。
この日はとてもお天気が良かったので、東山山頂からくるりと向きを変えて
「西山」へ向かいました。

途中には樽前山神社の奥宮があるので、立ち寄りしてお参りをしました。
 写真の右横奥に見えるのが「西山」です。ここから西山へは溶岩ドーム                 を右手に見ながら登るというより、なだらかな尾根を歩きます。

「西山」994メートルの山頂に到着です。

実は「西山」山頂に足を延ばしたのは今回が初めてでした。

というのもかなりの頻度で強風に遭遇、時には命の危険を感じるくらいの風に「東山」に タッチしてサッサと逃げるように下山することが多く、今回は意外にも風が穏やかでお天気も良かったこともあり、のんびりと登山を楽しみつつ、「西山」に初タッチ!大自然を満喫できました。

 7合目駐車場の登山口から東山~神社奥宮~西山~下山でトータル3時間を切るくらいの時間でした。

樽前山は小さなお子さんを連れたご家族や犬を連れて散歩ついでに登っている方などに多く出会います。

雄大な景色の美しさに魅了されるのはもちろん、ちょっとした時間で標高1,000メートルの登山を楽しむことができ、初心者にもやさしい山です。

また来年の誕生日に元気に樽前山に登ることを目標に…  一年元気に過ごそうと思います。


PM事業部 S



2025年9月17日水曜日

撮り鉄じゃないけど・・・【スタッフの個人通信】


今回も、道内各地を訪れた名所(珍名所)をご紹介します。


最初にちょっとメルヘンで幻想的な風景ですが、誰が名付けたか「3匹の子豚の家」です。元々は漁師の作業場だそうです。別海町の隠れた珍名所です。








皆さん、好きな方も多いと思います。平取町の「スズラン群生地」

なんとも可憐な花ですね。
見頃は5月下旬から6月上旬で、これだけ自然に群生しているスズランは道内一です。








次は超有名ですが「銀河の滝」「流星の滝」
層雲峡の名所です。最近お疲れの方癒されてください。






幌延町問寒別の珍名所、宗谷本線「糠南駅」駅舎

鉄道ファンには有名な秘境駅

こう見えて駅舎です。なんと物置なんです。(ヨド物置)
しかもヨドコウ株式会社が寄贈したそうなんですよ。









廃線となった三笠のとある駅舎
「唐松(とうまつ)駅舎」

かつて栄えていた当時の人たちの日々の写真が駅舎内に掲示されています。





     

    まだまだネタは沢山ありますが、今回はここまで!

  有名観光地も良いですが、観光客ばかりでイヤだと
 いう方、こんな旅もたまには良いかもしれませんネ。



                PM 池田