2018年10月1日月曜日

大地震の夜に【株式会社エッセ・社長の400字エッセイ】


自宅は札幌市内でも地盤の硬い西区西野。あの日、スマホの緊急地震速報と同時に激しい揺れが発生、食器のガチガチとぶつかる音が鳴り響く。

体感としては「震度3から4」。揺れが終わって外を見ると辺りは暗闇。スマホの明りを頼りにスリッパを履き家の中を見回る。大きな被害が無いのを確認し、ワンセグのニュースで情報収集しながら我が家の「防災の備え」を頭の中で整理する。家内はポリタンク、ペットボトル、鍋、バスタブに水をどんどん貯め始める。懐中電灯、小型ラジオ、モバイルバッテリー、乾電池、ロウソク。調理はプロパンガス。冷蔵庫の中は週末が近く少なめだが、冷凍食品から食べ始めて米、餅、乾麺、カップ麺、お菓子など5日間は大丈夫か。まだ暖かい時期ゆえ、停電でも家族三人何とか5日間は暮らせる。

冷水のシャワーを浴び午前5時会社へ向かう。公共交通機関はすべて運休。信号は消えているがクルマは普段より多く、コンビニの駐車場は既に満杯。何とかタクシーで会社にたどり着くも停電、電話の不通、なす術も無く昼過ぎに撤収。

夜は鍋で炊いたご飯、味噌汁、冷凍食品の揚げ物。灯りは33年前、結婚式で用いたキャンドルサービス用ロウソク。娘が窓から見える星空を見て歓喜の声。天の川がくっきり。北の空には北斗七星、北極星、カシオペア座。

東日本大震災で学生ボランティアに参加した娘の強い勧めで家族三人、11月に震源地近くへボランティアに参加の計画。断続的に余震が続くなか、一日も早く平穏な日常を願うのみだ。