2018年6月1日金曜日

我が母校はどこへ?【株式会社エッセ・社長の400字エッセイ】


「道内の国立3大学、経営統合へ」のニュース。

遂に米国の州立大学モデルがこの北海道で実現するのかと心が躍った。どうしても人気で負ける北海道大学に対抗し、例えば北海道国立大学・帯広校、小樽校、北見校。あたかもカリフォルニア大学・バークレー校(UCB)、ロサンジェルス校(UCLA)、サンディエゴ校(UCSD)のようになればと。

北海道国立大学の名称で学生を募集し、二次試験を各校で合否判定する。そうすれば、道外から北海道に来る学生も、北海道大学の経済学部を受験しようか、北海道国立大学の小樽校にしようか、あるいは北海道大学の農学部か、北海道国立大学の帯広校か、と迷うくらいの対立軸となるのではと。
しかし先月の3大学揃っての記者会見。上述の内容とはほど遠く、文科省からの補助金狙いの、財務改善が目的の、本部機能集約による経費節減のための、極めて消極的な経営統合との印象は拭えない。もちろん実学を担う3大学が結集して、相互のシナジーを意図した経営統合との説明だが、マイナスの理由ばかりが印象に残る。

なぜ北海道から九大、阪大、名大に進む学生より、九州や関西、愛知からわざわざ北海道大学に来る学生が多いのだろう。旧七帝の魅力もあろうが、広々とした大地、クラーク博士、フロンティア精神、大学生活をこの北海道で謳歌できるイメージ戦略が非常に大きいと思う。