2018年5月2日水曜日

時代を先回りする視点【株式会社エッセ・社長の400字エッセイ】


私が16年3ヶ月勤めた銀行の有り様が変わっていく。

私の社会人スタートは破綻した拓銀の月寒支店。2年目から得意先係。8人の担当者が月寒、福住、西岡、北野をテリトリー分けし連日20件弱の顧客を訪問。すべてのエリア情報が銀行の得意先係に集約された。それを求めて顧客が銀行の支店にどんどんアプローチして来る。自ずと銀行がエリア情報の主導権を握る。

「ネット革命」の本質は、情報の主導権が供給側から顧客へと根本から変わったということ。供給側に情報が集中する情報の非対称性が崩れ、顧客に主導権がシフトする。顧客がネットを活用し、銀行の持つ情報以上のエリア情報を簡単に入手できる。顧客の銀行離れが進むはずだ。

不動産賃貸業はさらに変化が激しい。以前は完全に供給側に主導権。顧客は不動産会社が示した賃貸物件の中から入居先を選ぶしかない。今は、顧客の方がネットで詳しい物件情報を調べ上げ、不動産会社へやってくる。詳しい情報持った顧客に対し、不動産業界の取引形態がどう変わっていくのか、その状況で生き残っていけるのはどうしたら良いのか。

「深い知恵」と「豊かな感性」を以って時代を先回りする必要がある。