2017年10月2日月曜日

働く幸せ【株式会社エッセ・社長の400字エッセイ】

私の生まれ故郷美唄に日本理化学工業の工場がある。

この会社はホタテの貝殻で粉が飛ばないチョークを製造、販売し先日もこの会社の逸話がテレビで紹介されていた。
実は驚いたことに、この会社の従業員の半数以上が重度知的障がい者なのだ。
50年前、近くの養護学校の強い要請で知的障害者の受け入れを始めたこの会社の社長は、無理して働かなくても良い彼らが、なぜ休み時間も惜しんで一生懸命働くのか、当初は全くわからなかったと言う。

知人の法事で向かいに座った寺の住職に、「うちの工場では知的障がい者が一生懸命に仕事に取り組んでいます。施設に入って面倒を見てもらえば、今よりずっと楽に暮らせるのに、なぜ彼らは毎日工場へ働きに来るのでしょうか」と問うてみた。すると住職はそれは当然のことでしょう。人間の究極の幸せは4つあると。

1つ目は、人に愛されること。
2つ目は、人に褒められること。
3つ目は、人の役に立つこと。
4つ目は、人に必要とされること。

愛されること以外は、働いてこそ得られる。だから彼らは施設で大事に保護されるより、工場で働きたいと考えるのですと。弊社で働く社員一人ひとりにとって、会社とはそうゆう場であって欲しい、そう強く願っている。