2017年6月15日木曜日

~マキコの知らないワインの世界~【スタッフの個人通信】

ワインは、とても奥深くて魅力的な飲み物だと思う!
昔はワインを飲むと、必ず二日酔いで具合が悪くなるので嫌いだった。それに、ワインを飲む時はウンチクを語りながら舌の上で転がして飲むものだと、勝手に思い込んでいた(笑)
或る日、素敵なワインバ-へ行った時、美味しいワインと出逢った。以来、ワインが大好きになった。その時飲んだワインの名前は忘れてしまったけど・・・ワインの事をもっと知りたいと思うようになったきっかけだ。

最初、ワインについては葡萄からできている・・・その程度の薄い知識のみ。そんな私が初めて知ったワインの豆知識は、フランスの代表的な赤ワイン産地であるブルゴ-ニュ地方とボルド-地方の瓶の形がなぜ違うのか?という話。ワインは、熟成途中で渋み成分であるタンニン・ポリフェ-ルなどが結晶化して澱(オリ・沈殿物)ができる。一般的に、ブルゴ-ニュワインは柔らかい味わい。反対に渋みの強いしっかりした味わいのボルド-ワインは澱が多くたまる。ワイングラスに注ぐ時、この澱が入らないようにボルド-はいかり肩の瓶で、肩の部分で澱を受け止めるようになっている。ちなみに、ブルゴ-ニュはなで肩タイプ。この話を聞いて、ワインって面白いと思った!


北海道新幹線の新函館北斗駅の隣接ホテル1階に面白いワインバ-を発見。「稲村屋」の店主が選んだ北海道ワインが16種類、1回30ml、ちょい飲みできるシステム。この機械、道内では札幌と函館しかないと自慢していた。ワインの品揃えが素晴らしく、他ではお目にかかれない珍しいワインもあって、かなり楽しめる。
近々、駅付近に函館で有名なシェフのフレンチ料理店のオ-プン予定がある。新幹線に乗らなくてもここで楽しめるなら、それだけで駅へ行く価値があると思った。営業時間外にも関わらず、親切な店主さんとワイン談義ですっかり盛り上がってしまった(笑)


カウンタ-に置かれてる空ボトルは長沼町マオイワイナリ-のヒマラヤ、私も初めて見た貴重なワインだ











今まで寒い北海道で美味しいワインはできないといわれていたが、温暖化も進んでいるせいか美味しいワインが造られるようになって、最近、北海道ワインが注目されている。
わが街(函館)にも若い夫婦が経営している農楽蔵(のらくら)」というワイナリ-ができた。生産量はまだ少ないが、自然派ワインで全国的にも有名で入手困難らしい。。
また、フランスの老舗ワイナリ-「ドメ-ヌ・ド・モンティ-ユ社」が道内にワイナリ-を開設するという話題がある。日本初進出で気候や土壌などの観点から函館が選ばれた。
ワイン造りに不可欠な土壌。広大な土地がある北海道は、これからますます面白くなると思う。もしかしたら、世界的に有名なワイン産地に発展する可能性を秘めた未知の世界だ。
いつもワインを飲むたび、色・味・香りの奥に秘められた謎を考えると、探究心がくすぐられて、もっと美味しいワインが飲みたくなる。これからも食事とのマリア-ジュを楽しみながら、愛すべきワインを探す旅を続けたい。
J'aime le vin de France(私はフランスワインが好きだ)

農楽蔵の可愛いワインラベル、これを見ただけでは、どんな味のワインなのか想像できない・・・そこが狙い目らしい
函館支店 林